発信記録

犬の汚物袋ディスペンサー設置活動について 2019年3月2日現在

犬の汚物袋ディスペンサー設置のご協力をお願いします。

うちの近くでは、「犬のトイレは家ですませろ」的な区独自の標識が、一定の場所に、まとまってあります。

犬は、外で用を足すのが、生まれながらの自然な生き方で、区の保健所の人に聞きますと、「これはうるさい人の家の回りだけに、しかたなく設置しているので、我々も理解してます」…とのお返事。

問題なのは、犬が外で用を足すことではなく、汚物を放置していく人がいるから、それを区の保健所に文句言っていくので、このような看板ができてしまうのです。

しかし、ここで知っていただきたいことがあります。

犬の汚物の放置は、マナー以前に軽犯罪法違反であることを皆様ご存知ですか?

軽犯罪法に「二十七  公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
というのがあります。ですので、単に怒るのでなく、犬を飼っている人に、これは法律違反ですよということを知っていただきたいのです。

スイスでは町のいたるところに、散歩する森の中にも犬の汚物用袋のディスペンサーとゴミ箱が設置されています。
これは、現在は犬税で賄われていますが、そもそもは、ある個人が、犬に対して禁止されることが多いことを遺憾に感じ、Robodogという会社を立て、スイスを中心に広めました。


それでは、私が日本の一人目になろうじゃないか、と一昨年から自宅前、そして去年から、当社団法人Paw in Hand と、スイスレストランセントバーナードが入っている自社ビル前に、このディスペンサーを設置しました。

皆様、本当によく袋を持っていかれます。さすがに店舗前は人目がある為もあり適度に持っていかれるようですが、我が家の前は、見事一日で、早いときは1時間で全部持って行かれる方がいます。このお話は、昨年秋のトークイベントの、パネルディスカッションの最初に私がお話しして笑いを取ってしまいました。

Paw in Hand では、これを関東地区から全国に広めていこうとしております。

看板は昨年のイベントに来られた方々には、現物を見ていただきましたが、この看板に関しては長野県の株式会社アド高橋様より、既に300個のご寄付をいただいております。

が、袋を供給するためのディスペンサーは、袋が一度に全部取れないようにしたものを作らねばならず、スイスのRobidogから見本として1個を取り寄せ、それをもとに協議を重ねました。

このうんち袋のディスペンサーなのですが、実は、スイスのものに近いものを作るには、思ったより費用が掛かり、10件以上制作会社をあたりましたが、一番安くても、50個200万円となり、寄付は受けられず、私が、自腹で負担することにいたしました。

まず試作品として、2つ作りこの3週間ほど設置して、様子を見ていましたが、先日50個の制作へのGOサインを出しました。

トークイベントの際に、ご自宅や店舗などの私有地への設置と、袋の供給のボランティアをお願いしましたところ、たくさんの方に手を挙げていただけ、また、その後も、Paw in Handのwebsiteのお問い合わせフォームより、ご協力してくださる皆様からのお問い合わせを沢山いただき、本当に感謝しております。

3月末までには50個が出来上がります。

本当に、長らくお待たせいたし申し訳ございませんでした。完成しましたら個別にご連絡させていただきます。

これからも。常時、設置していただける方を募集してまいりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

皆様の、ご協力、心より感謝いたしております。

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