スイス活動実績

スイスに学ぶ(6)Zurichの獣医師

Zurichの獣医でHomeopathのDr. Marc Bär,にお会いしてきました。

 

獣医師で、ホメオパシーなどの統合医療も手掛ける、Dr.Barから、医学的なことだけでなく、スイスの動物事情を色々お聞きしました。

Team

 

ホメオパシーは、同種のものが同種のものを治す原理に基づく医療として、18世紀にドイツで始まったものです。日本でも、あまり知られてないですが、西洋では、統合医療として、西洋の標準医療とあわせて用いられてることが多いです。スイスでも手軽に、処方箋をもって行けば、薬局でレメディを出してもらえる薬となっています。

ホメオパシーは、大学で学ぶものであり、ホメオパシーを使える人のことをほめホメオパス(Homeopath)といいます。たいていの国では、このDr.Barのような獣医さん、あるいは人間のお医者さんが、ホメオパスの資格を持っていて、レメディを処方します。

このDe.Barが写真で見せている、このボトルが、そのレメディなのです。獣医師。医師以外のホメオパスのことを、レイホメオパス(lay homeopath)と呼ばれていることを、Dr.Barから初めて教わりました。この、lay homeopathが、医療行為を行うことは、アメリカやほとんどのヨーロッパでは、禁じられているそうです。


Dr.Barは、標準医療に加え、このホメオパシーや鍼も行っている、スイスでは、珍しくない獣医さんなのです。
Dr.Barに、スイスの犬事情を聞いてみました。

まず、日本では8週齢規制すら動物愛護法で通っていない、困った事情をお話ししましたら、「スイスでは、何週齢規制という法律はなく,誰もが、仔犬を親犬と少なくとも3か月は一緒にしないといけなということを常識として知っているので、3か月以上は、だれも親犬から離さないよ」と。仔犬は親兄弟犬から、社会性を学ぶこの期間は大事な時期ですから。

だからスイスの犬たちはみんな社会性が身についていて、人間社会の中でも、どこにでも連れていけて、犬を飼っていない人からも受け入れられるのです。では、犬が嫌いとか怖いという人はいないのですか?とお尋ねすると、「まず、犬を飼っていない人が、怖いと思うのは、大型犬だけだね。こんな小さな犬を怖いなんて思う人はいないよ」スイスでいう大型犬とは、なんと日本でいう超大型犬だけなのです。ジャーマンシェパードも、ラブラドールリトリバーも、中型犬の中に入るのです。
スイスでは、すべての犬が幼いときに、社会性を学んでいるから、こんなに一般の人々に受け入れられるかが、ここでよくわかりますね。


このDr. Barは、なんと、サンモリッツに、ホテルをお持ちとのこと、「次はぜひカルムと一緒に泊まりに来てね」と、ここに載せていますホテルのパンフレットを渡してくれました。

http://camvet.ch/ge/index.html

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